【完結】私は全力であなたに夢中です!



 それ、どういう意味なの……?

「誰とも付き合わないって決めたのに……君といると、おかしくなりそうなんだ。 なんかホッとして、君の笑顔を見ていると、空っぽになった心を埋めてくれる気がしていた。それはやっぱり、君のことが好きだから……なんだと思う」

 そうやって話す冬馬さんの顔を、私はただ見つめることしか出来なかった。

「……冬馬さん」

 そんな私の頬に優しく手を添える冬馬さん。

 私の鼓動はさらにドキドキして早くなって、胸が疼き出す。

「あの、冬馬さん……?」

 え、え? 私、どうしたらいいの……?

「俺は君のことが好きだ。君の笑顔や、君のそういう……悲しそうな顔も、好きなんだ」

 そう言われ、私はフリーズした。

「誰とも付き合わないと決めたと言ったけど……その言葉、撤回させてほしい」

 撤回……?

「俺は君のそばにいたい。 君と……たくさん笑い合いたいって思ってる」

「……冬馬、さん」

 そんなふうに思ってもらえるのって、本当に嬉しくて……。

「こんなおじさんで良ければなんだけど……俺と付き合ってくれる?」

 私のその答えは決まっている。

「……はい。喜んで!」
 
「良かった。……ありがとう、美央さん」