いつか、必ず交わる日がくる




「ありがとう。頑張るね。山本くんも部活頑張ってね」

『おー、サンキュ。あ、髙橋』

「ん?」

『電話、は迷惑かもしれないけど、またLINEしてもいい?』

「もちろん。待ってるね」


山本くんは、今度は少し高い声で笑った。


『じゃあ、そろそろ切るね。また、年明けの課外で』

「うん。またね。ばいばい」


数秒間どっちも切らないまま沈黙が続き、耐えきれなくなるころに山本くんから切ってくれた。

初詣に一緒に行けないのは残念だけど、こうして休み中も連絡を取り合えるのは素直にうれしい。


「彼氏?」


リビングに戻ると、ソファに深く腰掛けた世那がテレビを見ていた。


「だから、そういう人はいないって」

「ふーん。あ、お母さん今晩いないけど、僕のところにはちゃんとサンタさん来ると思う?」


急に何を言い出すのかと思った。

ん?ちょっと待って。

お母さんがいないこととサンタさんが来ないかもしれないことをつなげて考えてるってことは・・・。