茉弘side
体育館へと行き、いつも通りマネージャーの仕事をする。
周りは、由紀に対して少し距離があるように感じるけど、私が間を取り持つ形で何とかその場の空気を保つ。
ドリンク作りも、由紀と2人で作っていた。
何個目かのドリンクを作ろうとした時、ガラッと扉が開く。
「なぁ、ドリンク──うぉっ!?」
二海が来た、そう思った瞬間顔を出した二海に作り終わったボトルを投げる。
それを、慌てながらキャッチした。
「私偉いからもう作ってありまーす」
こうしたのには理由がある。
さっき、茂木先輩と話してた由紀が、二海に会いたくないと話していたから。
なるべく接触させないようにしてあげないと。
「渡し方ってもんがなってねぇなお前、三島を見習えってんだ」
「!」
隣でボトルを作っていた由紀が、ピクリと反応する。
手を止めたままうつむいている由紀。
「ハイハイ、わかったんで練習に戻ってくださーい」
「残念でしたぁ!今休憩中でーす」
二海を追い出そうとしたけど、追い出せず。
水道場があるところまで歩み寄ってきて、私の正面に立つ。
「あとどのぐらいで終わんの?」
「この1本で終わるけど?」
「オメーはだろ?三島のはまだ2本残ってんだから手伝ってやれよ。三島もなんとか言った方がいいぜ」
由紀の方を見ながら声をかける二海。
昨日、由紀が勢いで告白したはずなのに・・・二海はいつも通りだ。
「え、いや・・・別に」
「つーわけだから、辻本これ追加な」
由紀の近くに置いてあったボトルを私に押し付けてくる二海。
しかも、押し付けるだけ押し付けてじゃーな、と立ち去っていく。
何がしたかったんだ?
そう思いながら、二海に押し付けられたボトルを作った。
体育館へと行き、いつも通りマネージャーの仕事をする。
周りは、由紀に対して少し距離があるように感じるけど、私が間を取り持つ形で何とかその場の空気を保つ。
ドリンク作りも、由紀と2人で作っていた。
何個目かのドリンクを作ろうとした時、ガラッと扉が開く。
「なぁ、ドリンク──うぉっ!?」
二海が来た、そう思った瞬間顔を出した二海に作り終わったボトルを投げる。
それを、慌てながらキャッチした。
「私偉いからもう作ってありまーす」
こうしたのには理由がある。
さっき、茂木先輩と話してた由紀が、二海に会いたくないと話していたから。
なるべく接触させないようにしてあげないと。
「渡し方ってもんがなってねぇなお前、三島を見習えってんだ」
「!」
隣でボトルを作っていた由紀が、ピクリと反応する。
手を止めたままうつむいている由紀。
「ハイハイ、わかったんで練習に戻ってくださーい」
「残念でしたぁ!今休憩中でーす」
二海を追い出そうとしたけど、追い出せず。
水道場があるところまで歩み寄ってきて、私の正面に立つ。
「あとどのぐらいで終わんの?」
「この1本で終わるけど?」
「オメーはだろ?三島のはまだ2本残ってんだから手伝ってやれよ。三島もなんとか言った方がいいぜ」
由紀の方を見ながら声をかける二海。
昨日、由紀が勢いで告白したはずなのに・・・二海はいつも通りだ。
「え、いや・・・別に」
「つーわけだから、辻本これ追加な」
由紀の近くに置いてあったボトルを私に押し付けてくる二海。
しかも、押し付けるだけ押し付けてじゃーな、と立ち去っていく。
何がしたかったんだ?
そう思いながら、二海に押し付けられたボトルを作った。



