朝ごはんを食べ終わって翼さんとお皿を洗っていると、


「あのさー、」


と、翼さんが言ってきた。


「はい?」


「自分で言うのはなんかあれだけど…鈴望ちゃんってスカイプリンスのファン?」


「へ!?」


変な声出ちゃった…


「な、なんでですか?」


「いやー。鈴望ちゃんの部屋にグッズが飾ってあったから…」


あーーー


やってしまった…


昨日翼さんを部屋に入れたんだ…


「はい、」

私は、今にも消えちゃいそうな声で言った。



うぅー。


バレないようにしてたのに…



「ち、ちなみに、誰推し?」



!!!!


本人が目の前にいるのに!!


でも、よく考えたら…こんなこと滅多にない。


普通は推しに自分のことしって貰うなんてないこと…


「つ、つばさくん……です…」



私は、恥ずかしすぎ顔を手で隠してしまった。