「すず」
電気を消した、暗い部屋。私と岳は、ベッドの上で手を繋いでいた。
「なに、岳」
ふたり天井に目を向けながら、会話をする。
「俺、すずがまじで好きなんだ。俺と付き合って……」
いつものいけしゃあしゃあとした態度ではなく、懇願するようにそう言われ、なんだか切なくなる。
「ねえ、岳」
ごろんと寝返り、岳を見る。彼は首だけをこちらに向けた。
「私ね、岳のことは好きだよ。小さい時からずっと大好き。でもこの気持ちは、恋愛感情ではないと思ってる。だから、岳とは付き合えない」
こんなにも暗がりの中なのに、岳の顔が歪みいくのがきちんと見えてしまい、嫌になる。
「俺は、すずに愛されたい……死ぬまですずと、一緒にいたい……」
また泣くのではないかと思うほどの、小さな声。
そんな岳への返答に困った私は、握った手をぎゅっぎゅと二回弾ませて、「おやすみ」と瞳を閉じた。
電気を消した、暗い部屋。私と岳は、ベッドの上で手を繋いでいた。
「なに、岳」
ふたり天井に目を向けながら、会話をする。
「俺、すずがまじで好きなんだ。俺と付き合って……」
いつものいけしゃあしゃあとした態度ではなく、懇願するようにそう言われ、なんだか切なくなる。
「ねえ、岳」
ごろんと寝返り、岳を見る。彼は首だけをこちらに向けた。
「私ね、岳のことは好きだよ。小さい時からずっと大好き。でもこの気持ちは、恋愛感情ではないと思ってる。だから、岳とは付き合えない」
こんなにも暗がりの中なのに、岳の顔が歪みいくのがきちんと見えてしまい、嫌になる。
「俺は、すずに愛されたい……死ぬまですずと、一緒にいたい……」
また泣くのではないかと思うほどの、小さな声。
そんな岳への返答に困った私は、握った手をぎゅっぎゅと二回弾ませて、「おやすみ」と瞳を閉じた。



