「岳ちゃんのこと、好きかもしれない」
ようやく落ちた夢の中、幼い自分がそう言った。
「だけど、岳ちゃんに好きって言うのはいやなの」
もじもじと、服を摘んで俯いて。
「だって岳ちゃん、きっと目標を達成したら、消えちゃうもん」
え?それってどういう……
「岳?」
中途半端なところで目が覚めて、寝返りをうつ。隣に岳はいなかった。
枕元のスマートフォンをタップして、時刻を確認する。眩い画面は『3:20』を示していた。
「岳……?」
ベッドから降りた私は、そのまま岳の姿を探しに行った。
「あ、すず」
一階の薄暗い台所。そこに岳はいた。
「岳、なにやってんの」
「喉渇いたから、水飲みに」
「そ、そっか」
「ごめん、俺の起きる音ですずのことも起こしちゃったんかな」
「ううん。そうじゃない」
私が起きたのは、変な夢が原因だ。
「すずも飲む?」
柔らかな表情で、岳はコップに水を溜めた。
「うん、飲む」
彼から受け取ったそれを喉に流し込めば、要らぬ胸騒ぎは治った。
だって岳ちゃん、きっと消えちゃうもん。
夢の中の私は、どうしてそんなことを言ったのだろう。
ようやく落ちた夢の中、幼い自分がそう言った。
「だけど、岳ちゃんに好きって言うのはいやなの」
もじもじと、服を摘んで俯いて。
「だって岳ちゃん、きっと目標を達成したら、消えちゃうもん」
え?それってどういう……
「岳?」
中途半端なところで目が覚めて、寝返りをうつ。隣に岳はいなかった。
枕元のスマートフォンをタップして、時刻を確認する。眩い画面は『3:20』を示していた。
「岳……?」
ベッドから降りた私は、そのまま岳の姿を探しに行った。
「あ、すず」
一階の薄暗い台所。そこに岳はいた。
「岳、なにやってんの」
「喉渇いたから、水飲みに」
「そ、そっか」
「ごめん、俺の起きる音ですずのことも起こしちゃったんかな」
「ううん。そうじゃない」
私が起きたのは、変な夢が原因だ。
「すずも飲む?」
柔らかな表情で、岳はコップに水を溜めた。
「うん、飲む」
彼から受け取ったそれを喉に流し込めば、要らぬ胸騒ぎは治った。
だって岳ちゃん、きっと消えちゃうもん。
夢の中の私は、どうしてそんなことを言ったのだろう。



