「あっ…、なんかごめん」 焦り声を上げた剣崎君が パッと私から離れた。 恥ずかしさが、さらに急上昇。 お互いソファに座ったまま 気まずくて、視線を合わせられない。 バクバク。 バクバク。 私の心臓の音、うるさすぎ。 剣崎君と二人だけのVIPルームに 私の心臓の音が鳴り響いてないか 心配になっちゃう。 お互い何も話さない。 ただただ、うつむくだけ。 3分くらい続いた沈黙をやぶったのは 剣崎君の、優しくて甘い声だった。