ほのかside






ひゃぁぁぁぁぁぁ。



教室に逃げ込み

自分の席に座り込んだ私。



ももも…もしかして……私

剣崎君に告白された?



夢としか思えないような、ぶっ飛んだ展開に

私の脳は、現実を受けいれられない。




はぁ~ はぁ~。

いったん、深呼吸をしよう。



グルグル回っちゃう目も

瞼を閉じて落ち着かせて。





クラスメイトだらけのこの教室。


私は窓際の一番前の席に座ったまま

目をつぶってみた。



けれど、心臓の爆動は収まらない。


むしろ激しく波打つ始末。