俺は桜井から
どんなふうに告られたいんだろう?
例えば、夕暮れの公園。
二人掛けのベンチに座る、俺と桜井。
肩が触れそうなほど近くに、桜井がいて
桜井が落としたシュシュを、二人で拾おうとして
「あっ!」
お互いの指が触れる。
俺は勇気を出し
桜井の手を、自分の手の平で包み込む。
恥ずかしそうに頬を染めた桜井が
「好きだよ……剣崎君……」
うるんだ瞳で、俺を見つめてきて
「剣崎君の……特別に……
してくれないかな?」
俺の唇との距離を詰めるように
座ったままの桜井が
めいっぱい背伸びをして……
お互いの唇が、触れそうで触れなくて
でも、ゼロ距離になるのは
時間の問題で……



