「私の友達?知り合い?」
「……そんな嘘だろ?佐々宮、マジで俺のこと覚えてねえの?」
「うん」
「……」
「部分記憶喪失ですね」
「へ?」
初めて聞く言葉に変な声が出た
津野宮くんはショックを受けている
ごめんなさい
思い出すまで待っていて
「家族や友達の名前を覚えていても、
大切な人のこととかは思い出せないことですよ」
「戻るの?」
「事故に遭う前に、よく言ってた場所を訪れてみてはどうでしょう?
多少は思い出せるはずです」
「なるほど!ありがとうございます」
私はしばらく香織ちゃんと話しあっていた
いつの間にか、津野宮は帰っていた
香織ちゃんは覚えてる範囲でいいから口に出して言ってみて欲しいと
だから、私は覚えてる範囲をもう一度香織ちゃんに話してみた
だけどどうしても津野宮?のことは思い出せない



