琉斗side
2時間前の昼休み
俺は腹が減ったから食堂へ向かっていた途中
俺のクラスでいちばんかわいいと言われてる
鈴木 梨花とばったり会った
「あれ〜?琉斗くんじゃない〜
何処向かってるの〜?」
こいつ黙ってりゃーすげー可愛いのに
俺と雄翔の前じゃ、こんな猫撫でり声だ
「別に!腹減ったから食堂向かってる途中だけど?」
「そうなんだね〜!梨花も一緒に行く〜」
こいつ俺のこと好きなのか知らねえが
その喋り方やめて欲しい
「梨花ちゃん〜?そんなやつより俺らの方が楽しいよ?」
あ?そんなやつ?
俺をそんなやつと言った?
「あ?なんだてめえ?俺もこんなやついらねえよ
あげるわ」
「まぁまぁ、梨花ちゃんを取り合わないの!」
雄翔……
「え〜雄翔くんと琉斗くんの方がいい〜」
はぁ、仕方ねえ
今日だけでも一緒に居てやるか
「鈴木!今日だけでも一緒に居てやるから機嫌直せ」
「津野宮くん!分かってるね?梨花ちゃん譲ってくんねえと
仲間巻き込むぞ?」
なんで俺がクラスのやつと喧嘩しないといけねえ?
「しょうがねえ」