「なぁ、兄ちゃん…どんなお坊ちゃんだよ」
「俺の親は医者なだけ!まぁ、親父に頼めば治してくれるだろう」
医者の息子が不良に走っていいのか?
「あー!裕太どこにいたのかと思ったじゃねえか!」
やっぱり怒られてるよ、このお兄さん
「いやいや、そこでけが人を拾ったから治してやってくれねえ?」
怒られてるのに呑気な声が聞こえてきた
そのお兄さんの右腕が俺の左腕を捕らえてるから
逃げ出せる訳もなく、
俺はされるがまま怪我を診てもらうことに
「あーぁ、派手にやっちまってるなぁ」
「あの、そこで喧嘩してる人がいたから止めに入ると、返り討ちにあいました」



