そして、時はすぎ体育祭当日

「えー…全校生徒の皆さんは入場門に〜」

こんな暑い中戦ったら、倒れちゃうのぜ

お父さんは有給休暇を取って兄とお母さんと

応援に来てくれた

体育祭で1位を取ったことないのが事実

体育祭が始まって数分後

「ねぇ、波登里くん久しぶり…」

「あ〜佐々宮かお前は何出るんだ?」

「私足遅いから、綱引きと玉入れなんだ」

あははと失笑?する私

「そうか、俺は…1500m走でる」

最初に出会った頃と違って少しは心開いてくれたってことかな?

だったら嬉しいな

波登里くんの過去に何があったかは知らないけど

そのうち、本人の口から聞けるよね