あの後何事も無かったかのようにお兄ちゃんは戻ってきた

やっぱりあの時助けた?津野宮くんだったらしい

私と兄はファミレスを出ると、欲しいものはないかと聞かれて

「欲しいものか〜ぬいぐるみ欲しいな

手のひらサイズのぬいぐるみ」

「分かった!雑貨屋さん行こっか」

兄の車で少し離れたところにあるショッピングモールに着いた

「大きいなぁ」

まぁ、モールだもんね

県内1の大きさを誇ってるほどだもんね

「迷子になるなよ」

「失礼な!もう子どもじゃないもん!」

「悪い悪い」

と言ってまた頭をくしゃくしゃと撫でる