「いらっしゃいませ〜!おふたりですねー
お好きな席にどうぞ」
この女の店員、猫なで声出してんじゃないっての
「まぁまぁ、琉斗…顔怖くなってるぞ」
なんかここに入った頃から薄々気づいてはいたんだが
俺は知らねえふりをした
だって、明らかに女の顔が赤くなってる
はぁ、またかよ
「──…それでね、香織ちゃんってね?」
ん?なんかき聞き覚えのある声が
誰か友達とでも来てるのか?
「────まじか…」
えっ?男の声?
誰か見ようと横を通り過ぎると
「あれ!津野宮くんじゃん」
あ?佐々宮じゃねえか
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