私よりずっと背の高い森川の顔を両手で引き寄せ、そっと口づけた。

「だけど、そんな森川が…好き」

耳元で囁き、そして、

「死んでもいいわ…」

それが私のアンサー。

ところが、

「いやいや…死なれちゃ困りますよ!やっと想いが通じたのに!」

真剣に説教してくる森川。

なんだ、やっぱりあれは告白じゃなかったのね…と自分の思い込みに苦笑い。

帰り道は、初めて手を繋いで…。