顔を上げると、金の草鞋を履いた人は、大人になった森川だ。
「森川…一体、なんて格好してるのよ」
ボロを纏ったシンデレラである私が言うと、
「先輩こそ、どうしたんですか?そんな酷い格好。まさか、泣いてたんですか?」
「泣いてなんかない、ほっといてよ…!」
私が立ち上がると、
「一糸も纏っていないほうが、遥かに綺麗ですよ」
「は!?何を言ってるわけ?」
「1歳上の女房は金の草鞋を履いてでも探せ、って言うでしょう?だからずっと探して、ようやく見つけたことだし…。じゃあ、行きましょう」
そう言って、私の手をとる森川。
「行くって、何処へ!?」
「決まってるじゃないですか。二人の愛の巣ですよ。そんなズタボロの服、僕がそこで脱がせてあげます」
「森川…一体、なんて格好してるのよ」
ボロを纏ったシンデレラである私が言うと、
「先輩こそ、どうしたんですか?そんな酷い格好。まさか、泣いてたんですか?」
「泣いてなんかない、ほっといてよ…!」
私が立ち上がると、
「一糸も纏っていないほうが、遥かに綺麗ですよ」
「は!?何を言ってるわけ?」
「1歳上の女房は金の草鞋を履いてでも探せ、って言うでしょう?だからずっと探して、ようやく見つけたことだし…。じゃあ、行きましょう」
そう言って、私の手をとる森川。
「行くって、何処へ!?」
「決まってるじゃないですか。二人の愛の巣ですよ。そんなズタボロの服、僕がそこで脱がせてあげます」