新・Sなお前とヤケクソな俺



学校が終わって、住んでいるアパートに帰って来た

親元を離れてのんびりと1人暮らし

母親の再婚相手とお互いに合わなくて、1人暮らしがしたいって言ったらあっさり承諾してくれたんだ
余りいい家庭環境じゃなかったから、自由になれたのが本当に嬉しかった

まぁ向こうからしたら俺みたいな邪魔者が居なくなるから都合がいいんだろう


一応生活費は幾らか毎月振り込んでくれてるし俺的には言う事なし


『はあ、今日はバイト休みだしそろそろ洗濯しなきゃなー……』

山積みになった衣類と周辺に脱ぎ散らかされた服達を眺めた
そして散らかりまくっている自分の部屋




1人暮らしは自由でいいんだけど家事がマジで面倒臭い
特に自炊なんて全くしない

親のありがたみがわかるって聞くけど本当にそれはやってみて痛感した

新しい男が出来てからそっちばっかりの母親だったけど洗濯だけはしてくれていた
多分ついでにって感じだろうけどね




この間洗濯した時は真っ白だったTシャツがまだら模様になっていた

でもそんな事も忘れて俺はまた全部洗濯機にぶち込む
洗えりゃそれで良し!
干しても畳まずその辺に置く
洗濯バサミが引っ付いていようがお構いなしだ



『部屋の片付け……いいや、面倒臭いし』

部屋の片隅に散乱した物を押し除け座るスペースを確保した

綺麗な部屋と呼べる物とは程遠いけどこの散らかった部屋が俺の居場所

テレビとかで見るゴミ屋敷にさえならなかったら大丈夫だろ

あれは流石にやばい
俺の部屋はゴミは少ないけどごちゃごちゃした物が多過ぎるんだ





いつか整理して片付けないとな





いつか知らないけど



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