週末、私は豊さんとともに笛吹社長のもとへ挨拶に赴いた。社長は現在、都内の邸宅でひとり暮らしだ。住み込みのハウスキーパーが家事を切り盛りしてくれているので、ひとりでも問題ないと聞いている。
「明日海さん、こうしてお会いするのは久しぶりだね」
笛吹社長は笛吹家の居間で迎えてくれた。
「ご無沙汰しております。ご挨拶が遅れまして申し訳ありません」
「いやいや、不器用な豊の責任だよ。どれ、未来ちゃんを抱っこしてもいいかい」
笛吹社長が手を伸ばすと、未来は最初びっくりして豊さんにしがみついた。しかし、豊さんと社長の雰囲気や声が似ているとわかったのだろうか。社長の腕に移されても、泣かずにじっと顔を見つめている。
「親馬鹿かもしれないけれど、豊に似ているなあ」
嬉しそうに顔をほころばせた社長に、私も嬉しくなった。
「父さん、孫に会わせるのが遅くなってすみません。あらためて、明日海と未来と家族として頑張っていこうと思います」
「ああ、私は応援しているよ。ここまでふたりとも色々あっただろう。でも、一緒に生きて行こうと決めたんだから、言うことなんかないさ」
社長に認めてもらえたことに心からほっとした。未来も私も家族として受け入れられたように感じる。
「明日海さん、こうしてお会いするのは久しぶりだね」
笛吹社長は笛吹家の居間で迎えてくれた。
「ご無沙汰しております。ご挨拶が遅れまして申し訳ありません」
「いやいや、不器用な豊の責任だよ。どれ、未来ちゃんを抱っこしてもいいかい」
笛吹社長が手を伸ばすと、未来は最初びっくりして豊さんにしがみついた。しかし、豊さんと社長の雰囲気や声が似ているとわかったのだろうか。社長の腕に移されても、泣かずにじっと顔を見つめている。
「親馬鹿かもしれないけれど、豊に似ているなあ」
嬉しそうに顔をほころばせた社長に、私も嬉しくなった。
「父さん、孫に会わせるのが遅くなってすみません。あらためて、明日海と未来と家族として頑張っていこうと思います」
「ああ、私は応援しているよ。ここまでふたりとも色々あっただろう。でも、一緒に生きて行こうと決めたんだから、言うことなんかないさ」
社長に認めてもらえたことに心からほっとした。未来も私も家族として受け入れられたように感じる。



