あれから1ヶ月。

颯太くんは毎日

迎えに来てくれる。

「卒業できなかったら困るでしょ。」

最初に持っていた颯太くんの

イメージとだいぶ違った。

チャラくて最低で、

でも優しくて。

そんなイメージだった。

だけど少しお母さん気質?

冗談も言ってくれる。

「このまま駆け落ちでもしちゃう?」

「いや、私振ったから。」