デートの数日後。

あれから、俺は高橋と
すれ違ってばかりの
生活を送っていた。

とは言え同じクラスだし、
顔は毎日あわせるけれど会話はなし。

というか、あっちが逃げる感じだ。

(…まいったな。)

近付く理由も見つけられないまま、
日々は過ぎて行ってしまった。