塩対応王子様は、幼馴染だけに甘えたい

「違う違う、そもそも、俺あーいうの好きじゃないんだよ。モデルを引き受けたのだって、凪と夏休みにデートする費用貯めてただけだし。」

駿は私の横の髪を右耳にかける。
私がやったのと同じように。

「だから、もういいんだよ。俺だって、凪じゃない女と近くにいるの耐えられなかったし。なにより、凪を不安にさせるぐらいなら、やらない方がいい。」

「それ、結局私のせいなんじゃ。」

「あーもう凪は譲らないなぁ。そういうとこも好きだけど。」

すっと目を細めた駿は、私の頬に手を添えて、そのまま顔を近づける。

が、私はそれを静止した。