ー好嫌ー
作業の合間、タキと話した。
久しぶりに思い出した過去もあったな…。
「この子との思い出とかあるのか?」
タキは久しぶりにこんな会話をする。
ずっと黙って作業をするだけの日々。
年。月。日。秒。
こうして誰かの声を聞ける日が来るなんて、思ってもないし、求めてはいけなかった。
でも、今は雨哥がその声を話を “聞” を聞かせてくれている。
自分に向けて…自分だけに…。

「苺美との思い出…」
「まいみって言うのか…この子…」
そう、コレ苺美。
歌は頷き、手を動かしながら過去を思う。
過去の私達…。