いつ見ても怖い。ちょっと、とっぽいから。
「あぁ、弟のめんどー見るのは、兄の役目だからな。それと、俺の弟だから」
「ルキ兄だけだよ。いつも、ありがとう」
僕は、微笑んだ。
「照れるじゃねぇか」て言って、本当に照れている。
そういうところが、可愛い。
ルキ兄は、僕の頭にポンとした。
ルキ兄の手、好き。
プルルル
とそのとき、ルキ兄のスマホ？が鳴った。
「チッ」と、ルキ兄は舌打ちする。
申し訳なく僕を見た。
「蒼生、また来る」
「うん、またね」
ルキ兄は、病室を後にした。
「＿＿＿ゴホゴホ……」
僕は、まだ退院は出来そうにないな？
病院生活は、まだ続く＿＿＿。
