殺られる!と思った時。何もおきなかった。
俺はゆっくりと目を開ける。
すると、珍しい光景が目に入った。
1人の男が2人に女を止めに入っていたのだ。
名前は、確か___羽咋龍一。
ルキの兄弟の。
「・・・どうして」
「宇佐等、俺達と手を組まないか」
「正気か?りゅう!」と、女の1人が言う。
俺が特に驚いている。
「正気なのか・・・?」
「あぁ。」
「今自分で何を言っているのか分かっているのか?」
「もちろん」
「天骸は、敵なんだよ!」
「それでも!戦うよりましだ!もう。争うたくないんだ」
「りゅう・・・分かった」
「美蘭・・・ありがとう」
龍一は、俺を見た。
「バカじゃねえの」
それでも、俺は手を取った。