「そこで何をしている。ソイツは、俺の彼女だ」

男子の後ろにルキさんが立っていた。

いつのまに。

「ッチ」


男子は、私から離れていった。

「原、ここにいたのか」

「……」

「女子達が居ても俺の傍にいろ。ここの学園は大丈夫だ」


女子生徒達の声が聞こえてくる。

「ルキ様と原様って、お似合いよね💕」

「いいなー、私もああなりたい!」


ルキさんが言う。

「ほらな」

「う、うん」

「ほら、行くぞ。こんなところにいるとまた他の男に狙われるぞ」


ルキさんは、私に手を繋いで歩き出した。


そうもうひとつは、こうしてルキさんと手を繋いでいること。

日常茶飯事。

好き……❤