原!っと叫ぼうとしたが原の様子がおかしいことに気がつく。

原の目は、虚ろだ。


「原に何をした!!」

「原は、私の娘よ!あなたには渡さないわ!!」

母親は虚ろな原は自分に引き寄せた。


ーる……き……

微かに聞こえた愛おしい原の声が俺の耳に聞こえた。


「よそ見は禁物よ!!」

原の母親は俺の紫色の光を放った。


俺はそれを交わしたと思ったら___


「っ!……」

受けていた。

動かなかったんじゃない、動けなかった。

俺は顔を顰めた。

「あなたって、バカなの」

原の母親は笑う。