「原が……危ない」
俺はその場から一目散に走り学園をあとにした。
原が居る場所は分かっている。
雪乃家だ。
絶対にあの家の中にいる!
〈雪乃家〉
だが、___様子が……おかしい。
俺は試しに一歩踏み込む。
バン。
「!」
跳ね返えられた。
見えない結界が貼られているんだ。
すると、家の中から親父が出てきた。
相変わらずイラつくぐらいのイケメンだ。
その時、親父は周りを暗くさせた。
いや……雪乃家を見えなくしたんだ。
「原は、家の中にに居る。お前の声など聞こえまい」
「はぁ?どういうことだ」
「原に悪い言葉を言ったそうじゃないか」
「それは、俺じゃない。生徒会の連中だ」
「そんな言いがかりはいらない。
今。原は母親の隣で眠っている。起きないだろう」
「!」
「どうする。ルキ」
「力づくでお前達のところから奪ってやる」
「そうこなきゃな」
親父は、俺に光放つ。
俺はそれを交わす。
頬から血が流れ落ちる。
「次は、かすめない」
俺は、真っ直ぐに親父を見る。
親父が俺に再び光を放とうとした時家の中から原の母親と原が出て来た。