家に入ると、お母さんが出迎えてくれていた。
「お母さん」
「どういたの?そんなに顔を涙でぐじゃぐじゃにして」
私は、お母さんに抱きついた。
つめ……たい?
こんなに……冷たかったっけ……?
だけど、涙がどんどん溢れてきて泣きながらお母さんに謝る。
「お母さん……ごめんなさい(泣)」
お母さんは私を優しくハグした。
「あらまあ。心落ち着く紅茶でも入れるから落ち着いて」
お母さんは、私を中に連れ込んでお母さんの部屋のソファーに座らせた。
「今暖かい紅茶入れてくるわね」
そうって、部屋を後にした。
落ち着くな。
数分で、紅茶を入れたトレーを持って部屋に戻って来た。
コットとティーカップをテーブルの上に置いた。
カップから湯気が上がる。
「良い匂い」
「さあ、飲んで?嫌な記憶なんか忘れて」
私は、紅茶を飲んだ。
そこで記憶が途絶えた_____・・・・。