「宇佐等も天骸に関わっていたとわな」

「っ……」

「今回は見逃してやる。だが、次はないと思え。次、俺の大事なルキを襲おうとしたら……
次は、殺す」

宇佐等は、よろめきながら立ち____

「お前らァァァ!行くぞぉぉぉ!」

天骸達は、その場から逃げて行った。


「___キメト」

「ん」

「アイツと仲良いのか」

「……」


俺には何も言わず原に近づいって行った。

「おい、キメト」


キメトは原の前に立つ。

「原さん」

「?」

「俺と勝負して勝ったら、ルキを頼む」

「へ?」


俺は、キメトの隣に来てそれを止める。

「キメト。何か勘違いしているぞ」

キメトは、俺を見た。

「キメトも原も大事ではダメなのか」

「へ?」次は、キメトの番だった。


「キメトの首には特別な印があるんだ」

「!」

俺は、キメトの首に人差し指で触る。


そこが、ポッとほのかに光った。

その場にいた慶良達は驚いていた。


自分でも分かるみたいで・・・

「___気づかなかった……」

キメトは、原を見た。