「ようやく、来たか」
「遅いぞ」
そんな2人を睨むミキラ。
「……お前のせいだからな」
ミキラは2人にそういい、自分の席に腰を下ろした。
草野と星目は2人してコソコソ話をしていた。
「ねぇ?なんで、ミキラ怒ってるんだろう」
「俺にも分からん」
慶良は、声を出す。
「これで、全員集まったな」
一通り慶良は俺達を見渡す。
「明日は、いよいよ春イベントだ。
言っていなかったが、人間にとってはボーナスステージだ」
「ん?ようするに、悪い行いをした生徒もテストで赤点を取った生徒も学校に行ってない生徒も含めてチャラになるってこと?」
「言い方」
「まぁ、そういうことになるな」
「ルキは考えてあるんだよね?」
「あぁ。もちろんだ」
「お!さっすがー!」