毎日こうして昼休みに会いに来ているけど、知れてないことばかりだし



ってのは口実で、普通に先輩の私服とかを拝みたくて凪桜先輩に手を合わせると、少し考える素振りを見せる。






「土曜か」



「何か用事ありますか?」



「いや」



「お願いします!」



「ナギ、行ってあげたら?」



「んー」






渋る凪桜先輩にトラ先輩がそう背中を押すも唸る凪桜先輩。



だったら欲は言わないのが私。






「2人が難しいのであれば、6人はどうですか!?
トラ先輩とトト先輩!心遥と瑠璃佳も一緒とか!」






そしたら心遥の気持ちもなにか進歩するかもしれないし。



そんな気持ちで提案すると、凪桜先輩はトト先輩トラ先輩と目配せをして頷く。






「こっちはそれならいい。
でもそっちの2人はどうなんだよ?
ルリちゃんは彼氏いるんだろ?」






凪桜先輩の言葉に私は2人を見ると、心遥は険しい顔を、瑠璃佳は相変わらずにこにこしていた。






「どうかな?」



「ぶっちゃけ男と遊びに行くとかした事ないから無理ゲー。
でも風子のためならまぁ、行けないことも無い。
役に立てないだろうけどな。」



「心遥〜、ありがとう!」



「ルリもいいよぉ〜?
今の彼氏ルリのことあんまり大切にしてくれてないから別れようと思ってたしぃ〜、いいよぉ〜」






それはいいのだろうかと言う内容のいいよだけど瑠璃佳がいいって言うならいいんだろう。



たしかに今の彼氏の話はあまり聞かなかったし。




というわけで、明後日土曜日は私達で遊ぶことに決まりました!




これから先輩の知らないことを沢山知れたらいいなぁ。




本当、先輩にあってから毎日がキラキラ輝いて楽しい。