「それめっちゃいいですね!!
じゃあ毎日ひとつずつ教えてもらいたいです!」






トト先輩のナイスアイデアに同意しながら、トト先輩とハイタッチをする。






「なんで毎日会わなきゃなんだよ」



「私は毎日先輩に会って好きになってもらいたいので!」



「なんだよそれ…」






うんざりしたような凪桜先輩に笑いかける私だけどなかなか笑顔は見せてくれない。






「きっと凪桜先輩も風子の良さに気づいたら好きになっちゃいますよぉ〜」



「まさか」



「楽しみですねぇ、凪桜先輩が風子のこと好きになるのぉ〜」






ありえないとでも言いたげな凪桜先輩にニコニコと笑う瑠璃佳に心の中で感謝した。



瑠璃佳はこうやって恋愛に結構積極的に協力してくれるから私は毎回助かってるんだよね。






「じゃあ今日は凪桜先輩の好みの女性の特徴教えてください!」



「好みー?」






面倒くさそうにしつつも、少しんーっと考え混む仕草をする先輩。


かっこいい…。






「根暗よりは明るい方がいいな。
あと付き合うことをステータスとしないやつ。
束縛しないやつ。ちっちゃい事でグチグチ言わないめそめそ泣かないやつ。とかかな」



「なるほどです!
容姿は特にないのですか!?」



「容姿…まぁ可愛いに越したことはないないけど、特にこだわりはないな。
明るい髪色は好きじゃない」



「なるほどです!!!」






面倒そうなのにしっかり答えてくれるところ素敵です!!




そして容姿は黒髪ポニーテールなので何とか範囲内だしよかった。




ただ性格の面にこだわりがある感じがしますね先輩。