「先輩、もう紙がないですよ? 切るの遅いですね」 あたしは、先輩の言い方を真似してみた。 どうよ。 これで、黒岩先輩も少しはあたしの苦労を理解してくれるはずだ。 そう思っていたのに――。 「お前、ホントに脳みそあんのかよっ!」 あたしの予想に反して、先輩はあたしをバカにしてきた。 な、なんですって~っ!! 「あるに決まってるでしょっ!!」 黒岩先輩の反応に納得いかないあたしは、バンッと机を叩いてパッと立ち上がる。