俺様で暴君な先輩は、ときどき甘々。






――数分後……。


「ホントにお前はバカかっ!」



作業開始早々に、黒岩先輩はあたしにつっかかってくる。



「なに言ってるんですか! あたしは至って真面目にちゃんと作業してますよっ!」


こんなにも真剣にやってるのに、なんでいきなりバカ呼ばわりされなきゃなんないのよ!



「お前こそ、なに言ってんだよ! いちいち一枚ずつ切って書いては貼ってを繰り返してたら、効率が悪すぎるだろうが!」


「じゃあ、どうしろって言うんですかっ!」



そんなに文句言うなら、バカのあたしに見本を見せてもらおうじゃない!



「はぁ……ったく、貸してみろよ」



呆れ果てるように大きなため息をついた先輩は、はさみを持って紙を切り始めた。