俺様で暴君な先輩は、ときどき甘々。




「ったく……小学生の漢字もろくに書けないとか、お前は終わってんな」


「たかが誤字しただけで、そんな簡単にあたしの人生を終わらせないでくださいよっ!」


「明莉のくせに、俺にたてつくなんていい度胸してんじゃねぇか」


「あたしだって、別に先輩にたてつきたくてついてるわけじゃないですから」



確かに、今回ばかりはあたしのミスだけど……。

さっきから、余計なひとこと多くない?



「とにかく! お前がミスしたリーフレットのうち150枚の修正が終わるまでは帰れると思うなよ?」


「そ、そんなぁ~!」


「お前がミスしたんだから、お前が責任取れよっ!」


「うぅ……っ」



そんなこと言われたら、なにも言い返す言葉がない。



悔しいけど……今日は俺様で暴君な先輩の言いなりにならざるを得ないな。