「ったく、普通『文化“祭”』を『文化“察”』って書くかよっ!」
「すみませんっ!」
「おかげで、リーフレット500部が無駄になったんですけど」
「すみませんっ!」
人のミスに対して容赦なく怒鳴り散らかす黒岩先輩に、あたしはただただ謝ることしかできない。
「ホントに……あれほど誤字、脱字を確認してからコピーしろって言っただろ? いったいお前の耳はどこについてるんだよっ!」
「耳はちゃんと顔の横にふたつついてます。それに、誤字はしてても脱字はしてませんよ」
「アホかっ! 脱字はしてなくても誤字があったら、結果はいっしょだろうがっ!」
「うぅっ……」
そ、それはごもっともで……。



