―――――――――― ピンポーン… ガチャっ 「入って。」 「ん…」 あたしは俊次の家に入り玄関で立ち止まった。 手を差しのばして、 「忘れ物、ちょうだい?」 そう言ったはずなのに、あたしの腕を引っ張って俊次の部屋につれて行かれた。 「ちょっと俊次!!!!」