彦星さまは会いたくてたまらない




「彦ちゃん
 こんなところにいて大丈夫?」



僕は二ィ~っと

笑顔を浮かべると



「大好きなお姫様を
 奪いに行った方が良いと思うな。

 パパや、未来のイケメン
 ライバルくん達からね」


彦ちゃんの腕を

ひじでツンツンとつついた。




「そうだな。

 そろそろ天体観測会が
 終わる時間だし。

 教師モードで奪ってくるか」




彦ちゃんは八重歯をチラつかせ

嬉しそうに笑っている。





良かったぁ。


彦ちゃんと衣織ちゃんが

この世界でも幸せになれて。




次は僕自身が

自分の幸せを見つける番だね。