彦星さまは会いたくてたまらない





僕は大好きだったよ

衣織ちゃんのこと。



幼稚園の時に出会ってから

ずっとね。




僕は、織姫と彦星の恋を

応援しなきゃいけない立場。



それはわかっていたけれど……




『彦星が現れなかったら

 僕が衣織ちゃんを

 幸せにするんだ!』



醜い感情を

ずっと抱えながら生きてきたんだ。




でもね



「彦ちゃん、安心して。

 僕はもう
 衣織ちゃんのことは
 諦めたから」





「……凛空」