彦星さまは会いたくてたまらない



「今度は食べごろの
 イチゴみたいに
 ほっぺが
 真っ赤になったんだけど。

 なに? 
 俺に食べられたいの?」



「ち…、違います!
 そういうんじゃないです!」




本当は食べて欲しいけど……



前世で一緒に住んでた

頃みたいに


甘々なセリフを

たっぷり降りかけられながら


ちょっと強引に。



……うわぁぁぁぁ。



なに私

へんな妄想をしちゃったの?



恥ずかしすぎ。


余計に顔が

真っ赤になっちゃう。