彦星さまは会いたくてたまらない




『生まれ変わっても
 ずっとずっと

 光彦先生と一緒に
 いられますように 衣織』





「今のオマエの願い。
 間違ってる?」



「いいえ、間違ってないです」

その通りです!



「それでこっちが
 俺の願い事」




先生の願い事?




『姫野が永遠に

 俺のそばで

 笑っていますように 光彦』





ひゃぁぁぁぁぁ。

どうしよう、どうしよう。



幸せが許容量を超えちゃって


うれし泣きの、本気泣きが

止まらなくなっちゃった。




ヒックヒック鼻をすすりながら

私は両手で

何回も何回も涙を拭う。