「姫野、落ち着け」 「だって… 親に電話なんかされたら……」 「しないから、安心しろ」 「ホントですか?」 「こんなラフな格好で 先生として見回りなんか しないだろ、普通。 オマエ誰だよ?って ガキどもになめられるのは 目に見えてるしさ」 よかったぁ~~。 安心で、肩の力が一気に抜ける。 穏やかな気持ちで 私の前に立つ先生を、眺めてみた。 ひゃぁぁぁぁ。 相変わらず、凛々しくて素敵。