俺は

左手にはめていた指輪を

リークの手のひらに乗せた。



「気が早すぎじゃない?

 それに彦ちゃんは教師でしょ?

 生徒と付き合っちゃ
 まずいと思うけど」




リークは俺のことなのに

自分のことのように

心配してくれている。





教師として

俺は絶対に

生徒に手を出さない。



でも……



俺は永遠に

姫野のそばにいたい。



幸せな未来を掴むのは

俺の努力次第なんだ。