彦星さまは会いたくてたまらない




「僕はずっと、この願い事を
 短冊に書き続けてきたんだ。

 字が書けるようになった
 5歳の頃から、ずっとね」






なんで自分のことじゃなく

俺たちのことを

願いづけてきたんだよ!




「だってオマエはさっき
 姫野のことが大好きだって……」



「それはホント。

 だって可愛いんだもん。
 可愛すぎなんだもん。
 衣織ちゃんは」



「だったら……」



「でも僕が一番わかってるんだ。

 衣織ちゃんは
 彦ちゃん以外を愛することは
 絶対にないって」



「はぁ?」