彦星さまは会いたくてたまらない




「凛空
 オマエの願いって何?」



「僕の?」



「前世の彦星さまが
 オマエの願いを
 叶えてやろうか?」




どうせ凛空は

姫野と結ばれることを

願っているはず。




前世の記憶が戻ったことを

俺が姫野に伝え


『今の俺は
 姫野に女としての魅力を
 全く感じないから』


そう断言すれば


姫野は俺を憎んで

凛空を選ぶだろう。





姫野を苦しめてきたのは

俺なんだ。



だから……



現世での姫野の幸せは

俺が紡いであげないとな。