アイスブルーの瞳が、空から少女に向けられる。


「お前名前は?」

「桜瀬シンシア、です」

「よし覚えた。よろしくなシー。もし、困った事があったら俺の名を呼べよ。絶対助けてやるから」



星より綺麗な笑顔を、私はたぶん、一生忘れないだろう。


この日はじめて星にお願いをした。




氷高サキト様と友達になれますように。