買う物を買ったら急いで家に帰り、荷物が来るのを待った。


時間が過ぎる度に部屋に生活感が出て来て、これから真司と暮らす事を実感する。


「私、幸せ」
「俺も!当分さ2人を満喫して、そのうち子供を作ろう!」


真司との子供。
きっと、可愛いだろうなぁ。


「幸……」
「うん?」
「俺と結婚して下さい!」


嬉しい。だけど、真司に嫌われて離婚にでもなってしまったら……辛い。


「け、結婚は早いよ……」
「なんで?俺は、ずっと幸と一緒に居たいんだよ?」
「嫌われて離婚になるのが怖い……」
「嫌いになんてなれないよ」
「でも、私……」
「俺と結婚したくない?」


私だって、ずっと真司と一緒に居たい。
でも、私には男性に嫌われる何かが有るんだ__


「したいよ……」
「じゃあ」


そう言うと、バックから一枚の紙を取り出した真司。
それは、真司の部分だけ記入された結婚届。


「俺だって、覚悟して幸と結婚しようと思っている!」


覚悟__
そうか、真司はちゃんと覚悟してくれている。


そう思ったら安心出来て、結婚届の自分の欄を埋めた。


これで、私達は夫婦になったんだ__