家に住み着いた妖怪と精霊、そして妖精と言い張る武士達との濃い日々が流れたある日のこと。

私が洗濯物を干している横で、デカ猫の子分であるチビが河童とお茶を飲みながら話をしていた。


「真白様と幾多の依頼や難題をクリアしてきましたねー」

「そうですな。」

「河童殿は、どれが一番思い出深いですか?」

「我は、池守り様の件ですな。」

「確かに、確かに。あれは思い出深いですねー」