ルシードがマーガレットのために用意したドレスは濃紺で、ウエストの切り替えしでスカートがふんわり広がるフレアタイプだった。
裾には贅沢にマーガレットの花の刺繍がぐるりと施されている。
ルシードの趣味なのかグリマン夫人の趣味なのかはわからないが、正直少々子供っぽいデザインではある。
でも、ルシードが15歳であることを考えると、相手にもこういうドレスを求めるのは当然かもしれない。
そしてこのドレスは、小柄なマーガレットの可愛らしさを最大限に引き出していた。
鳶色の髪をハーフアップにし、そこに結び付けているリボンは先日ルシードからプレゼントされた生地をマーガレット本人がさっそくリボンに仕立てたものだった。
「マーガレット、素敵よ!」
「ルシードったら、やるわねえ。マーガレットに似合うものがよくわかってるじゃないの!」
どうしよう…とモジモジするマーガレットを挟んで三人並んで外へ出ると、各々のパートナーが正装で待ち構えていた。
ルシードはマーガレットのドレスと同じ濃紺のスーツを着て、その襟には銀糸で花の刺繍があしらわれている。
グリマン夫人がどれほど気合を入れて発注したのかが窺える、お揃いの装いだった。
マーガレットはルシードの姿を認めると、パッと顔を輝かせて小走りに近づいていき、手に持っていたポケットチーフをルシードの胸ポケットに入れた。
これもリボンと同じ生地でマーガレットが作ったお揃いだ。
「ありがとう」
ルシードが照れたように笑い、マーガレットも真っ赤な顔をほころばせている。
その初々しさを目の当たりにして、パートナーとはすっかり熟年夫婦のような落ち着いた雰囲気になっているわたしとリリーは、初心を思い出して心が洗われるような清々しい気持ちになったのだった。
裾には贅沢にマーガレットの花の刺繍がぐるりと施されている。
ルシードの趣味なのかグリマン夫人の趣味なのかはわからないが、正直少々子供っぽいデザインではある。
でも、ルシードが15歳であることを考えると、相手にもこういうドレスを求めるのは当然かもしれない。
そしてこのドレスは、小柄なマーガレットの可愛らしさを最大限に引き出していた。
鳶色の髪をハーフアップにし、そこに結び付けているリボンは先日ルシードからプレゼントされた生地をマーガレット本人がさっそくリボンに仕立てたものだった。
「マーガレット、素敵よ!」
「ルシードったら、やるわねえ。マーガレットに似合うものがよくわかってるじゃないの!」
どうしよう…とモジモジするマーガレットを挟んで三人並んで外へ出ると、各々のパートナーが正装で待ち構えていた。
ルシードはマーガレットのドレスと同じ濃紺のスーツを着て、その襟には銀糸で花の刺繍があしらわれている。
グリマン夫人がどれほど気合を入れて発注したのかが窺える、お揃いの装いだった。
マーガレットはルシードの姿を認めると、パッと顔を輝かせて小走りに近づいていき、手に持っていたポケットチーフをルシードの胸ポケットに入れた。
これもリボンと同じ生地でマーガレットが作ったお揃いだ。
「ありがとう」
ルシードが照れたように笑い、マーガレットも真っ赤な顔をほころばせている。
その初々しさを目の当たりにして、パートナーとはすっかり熟年夫婦のような落ち着いた雰囲気になっているわたしとリリーは、初心を思い出して心が洗われるような清々しい気持ちになったのだった。



